2006年9月26日

先週は、月曜日から金曜日まで毎日、仕事のために食事に出るという、ここ数年間でも最も忙しい週でした。特にふだんは1度しかいかないビール祭のオクトーバーフェストに3回も行くという、例外的な忙しさでした。そこで土曜日には、ドイツ人の友人たち6人とオーストリア・アルプスの一部であるSonnenwendejochの頂上(標高2000メートル)まで登ってきました。終盤戦はかなり急な傾斜なのですが、今回は登山靴と杖を持っていったため、非常に楽でした。土曜日は、この秋最後の好天で、頂上に着いた時は、汗だくになりましたが、150キロメートル離れた、イタリアのOetztalなど、氷河を戴いた山々を頂上の360度のパノラマで見渡すのは、最高の気分でした。雲一つない、青空でミネラルウォーターを飲み干します。どんな美酒よりもうまい。赤ちゃんを胸に抱いて、頂上を極める女性登山家、老夫婦とともに忠実に頂上を極めた雑種の犬もいました。登山は、バイエルン地方ならではの伝統です。ふだんジョギングをして身体を鍛えているので、あまり疲れませんでしたが、ふだん運動をしていない友人の中には、あごを出している人もいました。

その後は、山小屋のレストランで太陽の光を浴びながら、リンゴジュースとソーセージで昼食。友人たちは、みな40代後半で、企業からリストラの対象になったり、大企業を辞めて独立したりして日々苦労しています。一年に一回、こうしてアルプス登山に集合して、汗を流し、それぞれの境遇について語り合う会を持っているのです。